【SPYD 海外ETF】2021年12月更新 配当金情報まとめ【インデックス投資】


今回は、SPYD(海外ETF)から配当金をいただきましたのでご紹介します。
いただいたとき
2021年12月28日にいただきました。
※「外国証券に関するご案内(権利配当等)兼支払通知書」の「お支払年月日」を記載しています。
いただいたもの:税込金額(外貨)から実質受取額までをご紹介
税込金額(外貨)
2.55US$です。
これはアメリカで課税される前の金額です。
アメリカでの課税後の差引金額
2.29US$です。(上記から税率10%が控除)
日本円換算は259円です。
ここからさらに日本の税金がかかります。(20.315%)
日本でも課税された後の実質受取額
1.85US$です。
日本円換算は208円です。
※上記はいずれも「外国証券に関するご案内(権利配当等)兼支払通知書ベース」です。
確定申告で二重課税の控除を受けられます
上記の通り、海外ETFや海外の株などからの配当収入を日本国内の居住者が得た場合は、現地 (海外) で課税され、さらには日本でも課税されます。これを二重課税と言います。
確定申告を行うことで、条件を満たす場合はこの二重課税分の控除を受けることができます。(外国税額控除)
詳しくは以下(↓)の記事をご覧ください。
海外ETFとインデックス投資について
海外ETFとは
ETFとは、「exchange traded fund」のことで、日本語では「上場投資信託」と言います。
ETFは、複数の株式などの有価証券を組み合わせてパッケージ化して1つの金融商品にしたもので、株式と同様に市場で売買ができます。
日本にもETFはありますが、その海外版なので、「海外ETF」と言います。
インデックス投資について

インデックス投資とは
インデックス投資とは、「インデックス(市場の動きを示す指数)」と同じ値動きをすることを目指して運用する投資手法のことです。
インデックスの代表例は、日経平均やTOPIX、ダウ工業株平均といった株価指数です。
インデックス投資は、投資信託でしかできないと紹介しているものもありますが、それは違います。
ETFでもインデックス投資は可能です。
インデックス投資は、市場連動型の投資ですので「あるがまま」の投資手法です。コロナショックのような全世界の株価が急落する場面や、逆に景気の急回復で株価が急騰する場合においても、人の判断で株価を売買することはありません。すべてを受け入れるのです。
とにかく人の判断を介さずに、ルールを守って、定期的に買付を行ったり、バイ・アンド・ホールド(一度買ったら手放さない)としたりすることが大事です。
投資対象がインデックスであっても、人の判断でその投資対象の商品の売買を繰り返していては、インデックス投資のメリットが薄れてしまいます。
インデックス投資が注目される理由
なぜインデックス投資が注目されているかというと「他の手法ではインデックス投資にかなわない」と言われているからです。
統計的には、人の判断で積極的に売買を繰り返す投資手法(アクティブ型)よりも、市場の波に身を委ねるだけの、あるがままの投資手法(パッシブ型・インデックス投資)の方が良いパフォーマンスになる可能性が高いことが分かっています。
もちろん、アクティブ型の投資手法の中には、インデックス投資よりも優れた成績を収めているものもあります。あくまで全体の統計・傾向の話です。
海外ETFでインデックス投資をするメリット
海外ETFでインデックス投資をするメリットは以下の通りです。
- 同じ投資対象(インデックス)であれば、運営コスト(経費・信託報酬)は、海外ETFの方が投資信託よりも安いものが多い。
- 海外ETFは、株と同じように市場で取引できる。
- 海外ETFは、配当を受け取ることができる。(投資信託でも配当は生じますが、多くは再投資に回されるため実感がわかない)
投資信託でインデックス投資をするメリット
私はNISAにおいては投資信託でインデックス投資をしています。投資信託でインデックス投資をするメリットは以下の通りです。
- 日本の証券口座で取引ができる。(海外ETFは海外株式用の口座が必要。また、海外ETFは円・ドルの資金移動も必要)
- クレカ決済とすることでクレジットカードのポイントも貯まる。(以下の記事ご参照)
- 定期的、定額(例、毎月1万円)の買い付けができる。(海外ETFは株価単位での買付)
「インデックス投資」と「コツコツ投資」は相性バツグン
「インデックス投資」と「コツコツ投資」はとても相性がいいです。以下のような共通点があります。
- 一日中株価の値動きを気にしたり、頻繁に株の売買をしたりする必要がないので時間がなくてもできる
- 定期的に買い付けることで時間的分散になる
- 幅広い銘柄に分散投資する効果がある
こちら(⇓)でコツコツ投資の詳しいポイントをご紹介しています。
SPYDとは
SPYDは「SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF 」のことです。
「SPYD」は「SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF」を市場で取引するためのティッカーシンボル(取引コードのようなもの)です。
SPYDの特徴
SPYDの指標(インデックス)

SPYDの指標(インデックス)は「S&P500®高配当指数(経費控除前ベース)」です。
S&P500®高配当指数は、配当利回りに基づき、S&P500指数の採用銘柄のうち、配当支払い上位80銘柄のパフォーマンスを計測することを目標とした指数です。
分かりやすく言うと、アメリカの超一流企業の中から、高配当の企業を選りすぐって対象としたものもと言えます。
なお、「S&P500」は、日本でいう「日経平均株価」や「TOPIX」のような指標(インデックス)の一つです。S&P500は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスにより算出され、ニューヨーク証券取引所(NYSE Arca、NYSE Amex)、NASDAQに上場している銘柄のうち代表的な500銘柄から構成されています。
その中から、高配当の80銘柄に絞り込んだのがSPYDです。80銘柄のうち、代表的な企業は以下のとおりです。
- MetLife Inc.(メットライフ)
- Pfizer Inc.(ファイザー)
- Exxon Mobil Corporation(エクソンモービル)
- Broadcom Inc.(ブロードコム)
- Gilead Sciences Inc.(ギリアド・サイエンシズ)
SPYDを保有することで、これらを含む80の企業をひとまとめにして投資対象としたのと同じ効果が得られます。
なお、その他にもアメリカの企業を対象とした海外ETFが数多くあります。私が保有している海外ETFおよびその特徴をご紹介します。
- VT・・・全世界(アメリカを含む)を対象
- VTI・・・全米国を対象
- VYM・・・アメリカの高配当企業を対象
- VOO・・・S&P500の企業を対象
圧倒的な経費率の低さ
経費率は0.07%と、破格の低さです。
100万円投資した場合の年間経費はたったの700円です。
年間配当(分配)回数
年4回です。
今回いただいたものは年4回分の1回ということになります。
利回り(Distribution Yield)
3.70%です。(2022年1月3日時点)
※etf.comのサイトへのリンクです。(「Distribution Yield」を参照)
値動き(チャート)
※ スマートフォンの場合は横向きが見やすいです。


ここからは、保有口数、購入価格、時価評価額、評価損益についてのご説明です。
保有口数
20口保有しています。
購入価格
89,903円で購入しました。
現時点(2022年1月3日時点)の時価評価額
時価評価額は96,425円です。
現時点(2022年1月3日時点)の評価損益(円)と評価損益率
評価損益(円)は+6,522円です。評価損益率は+7.25%です。
現時点の株価と経費率
※楽天証券のHPに移動します。
過去の推移
2021年9月
配当金をいただいたとき:2021年9月29日
配当金(外貨税込):7.73US$
配当金(アメリカでの課税後の差引金額):6.96US$(753円)
配当金(日本でも課税された後の実質受取額):5.56US$(601円)
利回り(Distribution Yield):5.08%(2021年10月8日時点)
保有口数:20口
購入価格:89,903円
時価評価額:88,907円(2021年10月8日時点)
評価損益(円)と評価損益率:▲996円、▲1.11%(2021年10月8日時点)
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最後に

高配当が魅力ですので、引き続きバイアンドホールド(一度買ったら手放さない)していきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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