NTTドコモ(9437)のTOBの正式オファーについて

かなのん

NTTドコモのTOB関連の続報です。

私は、NTTドコモのTOBの期間中に市場でその株式を売却をしたのですが、その後、TOBに関する正式な書面が届きました。

(参考)

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目次

届いたもの

大きな封筒で分厚い資料が届いたのですが、そのうちの1つのみ、両面を貼り付けます。

書いてあること

要約は以下の通りです。

  • NTTがNTTドコモの株式のTOBを行うことを公表した
  • 株主の皆さんにはTOBに応じることを検討してほしい
  • 応じる場合は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の口座開設が必要
  • 手続きには時間がかかることがあるので、早めに手続きをしてほしい

正式なTOB手続きと市場での売却のメリット・デメリット

私はこのオファーに応じる前に市場で売却をしました。売却額は387,800円(100株所有) でした。

TOBに応じた場合は、390,000円で売却できたことになります。(1株あたり3,900円×100株)

その差額は2,200円です。

また、私は三菱UFJモルガン・スタンレー証券の証券口座は持っていませんでした。

以上から、私の場合は、正式なTOB手続きと市場での売却のメリット・デメリットはそれぞれ以下の通りとなります。

正式なTOB手続きのメリット・デメリット

メリット

・正式なオファー額である390,000円で買い取ってもらえる(市場売却との差額は2,200円)

デメリット

・三菱UFJモルガン・スタンレー証券の証券口座を新たに開設する必要がある

・受け取るまでに時間がかかる場合がある

市場での売却のメリット・デメリット

メリット

・正式なオファー額に近い金額で売却できた(387,800円(100株所有))

・市場ですぐに売却できた(売却額を元手に代替銘柄もすぐに購入できた)

デメリット

・正式なオファー額との差額が生じた(▲2,200円)

メリット・デメリットの比較

どちらを選ぶかはそれぞれの状況によって異なると思います。

正式なTOB手続きに応じるほうがメリットがある場合

すでに三菱UFJモルガン・スタンレー証券の証券口座を持っている場合

・多額の株式を保有しているため、市場での売却額との差額が大きくなる場合

・手続き完了まで流動性(換金性)がないことに問題がない場合

市場での売却にメリットがある場合

・三菱UFJモルガン・スタンレー証券の証券口座を持っていない場合

・少額保有のため、正式なオファー額との差額を許容できる場合

・代替の銘柄購入の資金など、流動性に強いニーズがある場合

私の場合は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の証券口座を持っていなかったですし、口座開設の手間や資金の流動性(すぐに代替銘柄を買えた)を考えますと、市場での売却の選択で間違っていなかったと思います。

大口の株主の方やもともと複数の証券会社との取引がある方、資金に余裕があり、流動性の制限に問題のない方は、正式なTOBに応じるのがよさそうですね。うらやましいです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

かなのんです。
ごく普通の40代サラリーマンです。
企業型DC(企業型確定拠出年金)を含めた純金融資産の評価額は1億円超の「億り人」です!
投資や家計節約、ふるさと納税、使ってみて良かった商品などの記事を書いています!
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