【検証】金融資産7000万円に到達するまでの成功と失敗を今後の投資に活かす!

かなのん

今回は、過去の成功と失敗を振り返って今後に生かすための分析をしたいと思います。

目次

成功

「バイアンドホールド(Buy and Hold)」戦略で資産は緩やかに上昇し7000万円に!

投資を始めてから約8年ほどの間に資産は7000万円に到達しました。

投機的・短期的な売買はせずに、買ったら基本はそのまま保有するという「バイアンドホールド(Buy and Hold)」戦略を実践しています。

この戦略は安定的な成長や長期的な収益を追求するための戦略として広く用いられています。

バイアンドホールド戦略には以下の特徴があります。

  • 短期的な市場の変動に左右されることなく、長期的なトレンドや成長に焦点を当てる。
  • 複数の異なる資産や業種に分散して投資することでポートフォリオ全体の安定性が高まる。

このおかげで資産を7000万円まで増やすことができました!

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複利効果も威力を発揮

「複利」とは、運用で得た収益や利息を再び投資することです。

これを繰り返すことにより、利益が利益を生み、雪だるまが坂を駆け下りるごとに大きくなるように資産がふくらんでいきます。

この効果が複利効果です。

なお、資産という雪だるまが大きくなればなるほど資産形成に寄与します。

例えば、手元の1万円を10万円に増やすためには元手を10倍に増やす必要があります。

そのような投資方法がないわけではないですが、ハイリターンを得るためには高いリスクが伴います。(ハイリスクハイリターンの原則)

あっという間に元手がなくなってしまうかもしれません。

その点、手元に1000万円あればどうでしょうか。

10万円増やすためには、年間1%の利率で増やすことができればいいので、比較的確実にリターンを狙えます。

そしてその運用で得た10万円をさらに別の金融商品に投資して雪だるまをさらに大きくするのです。

2020年10月には4000万円ほどだった資産が約2年ほどで6000万円に到達したのは複利効果によるところが大きいです。

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海外株式は約2倍になったものも!

海外株式の中には評価額が約2倍になったものもあります。

それは、アメリカの株式に幅広く投資するETFの中の「VTI」(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)という商品です。

資産内訳銘柄名取得額(円)評価額(円)評価損益(円)評価損益率
海外株式QQQ:インベスコQQQ 信託シリーズ182,74686,2703,5244.26%
SPYD:SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF89,903101,68711,78413.11%
VOO:バンガード・S&P 500 ETF1,929,7902,366,004436,21422.60%
VT:バンガード・トータル・ワールド・ストックETF5,904,22310,307,6204,403,39774.58%
VTI:バンガード・トータル・ストック・マーケットETF1,276,2192,506,0141,229,79596.36%
VYM:バンガード・米国高配当株式ETF1,649,4202,184,352534,93232.43%
海外株式 の合計10,932,30117,551,9476,619,64660.55%

コロナ禍を経てアメリカ経済が上向きになったこと、急激に円安が進んだことなどが要因です。

上の図をご覧の通り、他のETFも保有しています。購入時期が異なるため、一律の比較はできませんが、私にとってはVTIが一番評価損益率が高いETFでした。

なお、その他のETFを簡単にご説明すると以下の通りです。

  • SPYD・・・S&P500のうち、高配当企業を対象
  • VOO・・・S&P500の企業を対象
  • VT・・・全世界(アメリカを含む)を対象
  • VYM・・・アメリカの高配当企業を対象
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配当も年間約150万円もらえている

配当金・分配金なども年間に約150万円もらえています。

これは税金が差し引かれた後の正味の受取額です。

私の場合、投資対象を絞り込むときには配当が高いかどうかを重視します。

なぜなら、ある投資対象の評価額がこれから上がるか下がるかを予想するのは難しいですが、将来どれくらいの配当がもらえるかは過去の実績などである程度見当をつけることができるからです。

いわゆる「高配当企業」がその典型例です。

業績悪化により「高配当企業」の配当金が減ってしまうリスクもありますが、多くの場合は過去の実績と同額以上の配当を見込めるというのが私の経験です。

約150万円の受け取りの内訳については以下の記事をご覧ください。

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株主優待も資産増加に貢献!

株主優待とは、株式を発行する企業が、自社の株を保有する株主に対して、自社商品やサービスなどの「優待品」を贈る制度です。

いろいろなタイプの株主優待がありますが、私の場合は「金券ショップなどで換金できるもの」や「日常よく使うもの」を選ぶようにしています。

そうすることで家計が浮きますし、さらにその浮いた分を投資に回すことができるからです。

株主優待をフル活用することで金融資産が増える効果があることを体感しています。

なお、お金以外の物品をもらうのは結構楽しいです。

漫画やプラモデルが趣味の方がそれらをコツコツ集めるように、株主優待も始めると別のものがほしくなってしまいます。

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失敗

不動産投資信託(REIT)はハイリスク・ミドルリターン

投資商品の中には不動産を対象としたものがあります。その一つが不動産投資信託(REIT)です。

これは、不動産の所有やそこから生み出される利益に関する権利を小分けにして、市場で取引が可能な形にしたものです。その証券の所有者は、保有数に応じて、不動産の値上がりや賃料に相当する利益を期待することができます。

一般的に、不動産投資は価格変動が少なく、安定した分配金の受け取りを期待できますので「ミドルリスク・ミドルリターン」であるとされています。

私もこの認識(不動産投資信託(REIT)はミドルリスク・ミドルリターン)に基づいて資産の一部をこれらの商品で運用していました。

ところが、コロナショックの時には、不動産投資信託(REIT)は株式市場以上に下落してしまいました。なぜなら、ホテルや商業施設、オフィスなどを対象とした不動産投資信託(REIT)はコロナで大打撃を受け、投資対象としての魅力が一気に薄れたことで取引価格が急落してしまったからです。

「バイアンドホールド(Buy and Hold)」戦略を貫き、これらを手放すことはなかったですが、これらは「ミドルリスク・ミドルリターン」ではなく「ハイリスク・ミドルリターン」であったと痛感しました。

「落ちてくるナイフはつかむな」を実感。。。

「落ちてくるナイフはつかむな」というのは投資の世界の格言です。「落ちてくるナイフ」とは「価値が下落している投資対象」のことです。

市場が急落し、株価や資産価値が急激に下落している時に、それらを安値で買い入れることは危険であり、損失を被る可能性が高くなるとされています。なぜなら、購入後も価値が下落し続ける可能性があり、買い入れた資産の価値がさらに減少することが予想されるからです。

そうは言っても、投資の基本は「安く仕入れて高く売る」や「安く仕入れて価格上昇を待つ」ですので、安い時期に買うことは間違っていません。それがさらに下がってしまうのか、そこから上昇に転じるのかの問題です。

私は価格が下落基調にある株式を購入することがよくありました。ただし「今が底値でこれから上がるに違いない」と判断した銘柄に限ります。明らかに倒産間近の株式は買いません。

それでも、結果的に安値で買った投資対象が「落ちてくるナイフ」になってしまうことがあります。それらは、株主優待を実施している企業に多かったです。

結局は、購入後にさらに株価が下がったうえに、株主優待も廃止になってしまい、ダブルパンチを食らってしまいました。

私にとっての「落ちてくるナイフ」だった投資対象には次のようなものがあります。

  • 文教堂グループHD (9978):株価がさらに下落し、株主優待も廃止。
  • ペッパーフードサービス(3053):株価がさらに下落し、株主優待も廃止。

皆さんも気を付けましょう。

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債券型の金融商品にはキャピタルゲインは見込めない

債券型の金融商品は、主に国債や地方債、社債などで構成されます。

国や地方自治体、大手企業などが発行しますので信頼性は比較的高いですが、株のような取引価格の上昇は一般的にありません。

したがって、「価格下落のリスクをなるべく減らしてリターンを狙いたい」という方に向いています。

「債券型の金融商品にはキャピタルゲイン(※)は見込めない」ということは投資をする前から分かっていたのですが、今となっては「債券型の金融商品に投資した分を海外株式などで運用しておけばよかった」ということになります。

自分の中では資産を分散させることでリスクを軽減しつつリターンを狙うというのが投資スタイルでした。

資産を分散させれば、仮にハイリスクハイリターンの株式の相場が急落しても、比較的取引価格が安定している債券型の金融商品を一定割合保有することで資産全体の急激な価値の下落を軽減してくれます。

しかしながら、結果的には海外(特に米国)の株式が右肩上がりの成長を続けていましたので、リスクを取って資産全額を海外株式に投資していればリターンはもっと高かったということになります。

※「キャピタルゲイン」:投資資産を売却する際に、購入時よりも高い価格で売却し、その差額を利益として得ること。

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今後の戦略

これらの過去の振り返りから次の方針を検討しています。

「バイアンドホールド(Buy and Hold)」戦略を継続する

「バイアンドホールド(Buy and Hold)」戦略はこれからも有効だと判断していますので、これからもこの戦略を実践していくつもりです。

株主優待の銘柄もコツコツと買い足す

「家計が浮く」、「もらって楽しい」というメリットのある株主優待の銘柄を今後もコツコツと買い足していきます。

もちろん「落ちてくるナイフ」には注意します。

株式系資産への比重を高め、不動産系・債券系の比重を低くする

「たられば」の話になってしまいますが、仮に資産を株式系の金融商品に集中投資していれば、もっと資産は増えていたことになります。

今後は株式系資産への比重を高めることでさらに効率のよい資産運用を目指します。

かなのん

皆様のお役に立てる情報がございましたでしょうか。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

かなのんです。
ごく普通の40代サラリーマンです。
企業型DC(企業型確定拠出年金)を含めた純金融資産の評価額は1億円超の「億り人」です!
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