株主優待を毎月もらうためのテクニックと組み合わせはこちら!

今回は、私の実際の保有銘柄から、株主優待が毎月もらえる組み合わせをご紹介します。

毎月おこづかいのように株主優待がもらえるとうれしいですよ。

目次

はじめに:株主優待について

はじめに、株主優待について簡単に説明させていただきます。

すでに株主優待の概要をご存じの方は読み飛ばしてください。

株主優待とは

株主優待とは、株式を発行する企業が、自社の株を保有する株主に対して、自社商品やサービスなどの「優待品」を贈る制度です。

短期的に株の売買を繰り返す投資家や、企業の経営に圧力をかけるために大量の株式を保有しようとする大口投資家は、企業にとっては好まれない存在であることがあります。

そのような投資家が多いと、株価が激しく上下したり、大口投資家が経営に関与したりすることで、業績が不安定となる要因になります。

したがって、多くの企業にとっては長期的、安定的に株式を保有してくれる個人の株主がありがたいのです。

つまり株主優待は、長期的、安定的に株式を保有してくれる個人の株主を数多く確保するために、企業が独自のサービスを提供する制度とも言えます。

株主優待を受け取るためのチェックポイント

権利確定日について

株を買ったらすぐに株主優待がもらえるわけではありません。

株主優待を受けるためには、権利確定日(通例は決算期末日)から2営業日前までに株式を購入する必要があります。(株式は買付けしてから受け渡されるまで2営業日かかるためです。)

逆を言えば、権利確定日にさえ株式を保有していれば、その直後に株式を売却しても株主優待はもらえます。

株主優待がもらえるのは権利確定のあと

また、権利確定日の直後に株主優待がもらえるわけではありません。

もっとも多いパターンは、3月の決算(権利確定日の属する月)の後、6月の株主総会の前後に株主優待をもらえるパターンです。

株主優待がもらえるのは権利確定日の属する月のおよそ3ヶ月後というのが目安になると思います。

その他知っておきたいこと

年に複数回もらえるものもある

株主優待の中には、中間決算の時期にも権利確定日を設けているものもあります。

その場合は、本決算と合わせて年に2回株主優待がもらえることになります。

中にはさらに多いものもあります。

長期保有などの条件が付く株主優待もある

株主優待は、長期的、安定的に株式を保有してくれる個人の株主を数多く確保するために多くの企業で導入されています。

しかしながら、企業の長期的、安定的な個人株主の獲得という目的とは反対に、株主優待がもらえる権利確定日だけ保有し、その後すぐに売却するというテクニックが流行っています。

株主優待の取得だけを目的とした短期売買の対抗策として、最低1年以上株式を保有していないと株主優待の受取権利が得られないようにするなどのルールを導入している企業もあります。

購入前に必ず適用ルールをチェックしましょう。

株主優待制度は改変が多い

株主優待は改変が多いです。

新たに株主優待制度が導入されたと思ったら、1年後にはもう廃止なんていうことは珍しくありません。

株主優待の改変・廃止はよくあることだと認識しておくと良いでしょう。

株主優待を毎月もらうためのテクニック

株主優待を毎月もらうためのテクニックをご紹介します。

「権利確定日のある月」ではなく「受取月(もらえる月)」で選ぶ

株主優待を毎月もらうためには、当然ですが「いつもらえるか(届くか)」が重要です。

権利確定日はその目安にはなりますが、「いつもらえるか(届くか)」を約束するものではありません。

権利確定日の属する月ごとに株主優待を紹介している情報はたくさんありますが、「いつもらえるか(届くか)」をベースに月ごとにまとめた情報はまだ少ないですので、本記事をぜひ参考にしてください。

年に複数回もらえるものを選ぶ

年に1回しかもらえない株主優待ばかりでオーダーを組むと、毎月株主優待をもらうためには最低限12の企業の株式を保有していなければなりません。

年に複数回(最低年2回)もらえるものを選ぶことで、保有する株式や投資額を抑えることができます。

集中月(6月、12月)以外をどう選ぶかが重要

日本の企業の決算は3月に集中します。

そのため必然的に中間決算は9月に集中することになります。

したがいまして、本決算、中間決算の3ヶ月後(6月、12月)に株主優待が届くパターンは非常に多いですので、それらの月(6月と12月)に株主優待がもらえる組み合わせは選ぶのが困るほどたくさんあります。

逆に、毎月株主優待を受け取るためには、6月と12月以外をどう構成するかがポイントになってきます。

毎月株主優待がもらえる組み合わせ

それでは毎月株主優待がもらえる組み合わせをご紹介します。

私の実際の受取実績に基づいています。

受け取るタイミングには若干の地域差があるかもしれませんし、企業が発送するタイミングも毎年同一とも限りません。

よって、将来もこの通りに受け取ることができることが確実ではないことについてあらかじめご了承ください。

1月:E・Jホールディングス (2153) のクオカード

E・Jホールディングス の権利確定日は11月末です。

その権利確定を経て、実際の株主優待(クオカード)は1月に届きます。

100株以上の株式を保有していれば1,000円分のクオカードがもらえます。

2月:タマホーム(1419)のクオカード

タマホームの権利確定日は5月末と11月末です。1年に2回もらえます。

多くの企業は3月と9月に権利確定日がある中で、タマホームは2ヶ月ほどずれていますので、毎月株主優待もらうためのオーダーには欠かせない銘柄かもしれません。

また、タマホームの株主優待に関しては、別の記事では「長期保有のメリットがエグい株主優待10選」として紹介しています。

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3月:すかいらーくホールディングス (3197)の株主様ご優待カード

すかいらーくホールディングスの権利確定日は6月末と12月末です。

年に2回もらうことができます。

全国に店舗がありますし、もちろんおいしいですので、家族との食事などで大変重宝します。

4月:イオン (8267)の優待カード(オーナーズカード)または「株主ご優待返金引換証」

イオンの株主になると対象店舗で割引を受けることができる優待カード(オーナーズカード)をもらうことができます。

買い物をしたその場で割り引かれるのではなく、あとで割引分に応じた現金がキャッシュバックされる制度です。

また、すでにイオンの株主で優待カード(オーナーズカード)を保有している場合は、権利確定日ごとにそのキャッシュバックを得るための「株主ご優待返金引換証」を受け取ることができます。(その他保有株数に応じた追加特典もあります)

権利確定日は年に2回(2月末、8月末)ありますので、株主優待を年に2回もらえることでも有名です。

イオングループでよく買い物をされる方にはおすすめの株主優待です。

5月:ビックカメラ (3048)の「株主様お買物優待券」

ビックカメラの株主になると保有株数と保有期間に応じて「株主様お買物優待券」をもらうことができます。

店舗で現金のように使うことができますのでとても重宝します。(ただし、使用期限があるので注意が必要です。)

また、権利確定日が年に2回(2月末、8月末)ある点でも非常に魅力的です。

私の保有状況では年に5,000円分の「株主様お買物優待券」をもらうことができています。

「普段ビックカメラで買い物をしない」という方はチケットショップで買い取ってもらうこともできます。

いろいろな意味でおすすめなビックカメラの株主優待は、私の独断での「長期保有のメリットがエグい株主優待10選」に選ばれています。

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6月:キムラユニティー(9368) のおこめ券

6月に株主優待が届くものは本当にたくさんあるのですが、年に2回受け取れて、かつ配当金も比較的高め(※記事記載時点)のものをチョイスしました。

キムラユニティー(9368) 権利確定日は3月末と9月末ですので、株主になると年に2回おこめ券をいただく機会があります。

長期保有だともらえる枚数が増えますので、その点でもおすすめです。

また、おこめ券には使用期限がない点も便利です。

使わない場合はチケットショップなどで換金することもできます。

7月:ヤマダホールディングス (9831)の優待割引券(500円)

ヤマダホールディングスの権利確定日は3月末と9月末です。したがって、年に2回、株主優待を受け取る機会があります。

この時期にいただけるものは3月末の権利確定分です。

このタイミングに100株保有していれば、優待割引券(500円)を1枚もらうことができます。

8月:日本毛織(3201)のクオカード

日本毛織(3201)の権利確定日は5月末ですので、株主優待をもらえるチャンスは年に1回しかありません。

1,000円相当のクオカードをもらう場合には、1年以上の継続保有(5月・11月の株主名簿に連続3回以上記載)が条件ですのでご注意ください。

なお、「割引販売または割引優待券」は保有期間にかかわらずもらうことができます。(保有株数・保有期間に応じて内容は異なります)

9月:すかいらーくホールディングス (3197)の株主様ご優待カード

3月でご紹介したのと同じです。年に2回もらえますので家計も大助かりです。

10月:イオン (8267)の優待カード(オーナーズカード)または「株主ご優待返金引換証」

4月分でもご紹介したイオンの株主優待です。年に2回もらえますのでうれしいですね。

11月:ビックカメラ (3048)の「株主様お買物優待券」

5月分でも紹介したビックカメラの株主優待です。年に2回受け取りの機会があります。

ちょっとしたお小遣いやヘソクリにもなりますよ。

12月:キムラユニティー(9368) のおこめ券

6月分でも紹介したキムラユニティーの株主優待です。

年に2回もらえる機会があります。

組み合わせは無限!その他の株主優待の受取実績について

ひと月ごとに1銘柄ずつご紹介いたしましたが、実際にはもっと多くの株主優待を受け取っています。

詳しくは以下の記事もご参照ください。

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いかがでしたでしょうか。参考になりましたでしょうか。

ぜひあなただけのオーダーを組んで毎月株主優待ライフを楽しみましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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株主優待をもらうためには証券口座の開設が必要

株を買うには証券会社で口座をつくる必要あります。

通常は国内株式の取引用の口座開設からスタートすることになります。

今やネットでの口座開設申込書、ネット上での株取引は当たり前です。

おすすめの証券会社は以下の3つです。

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この記事を書いた人

かなのんです。
ごく普通の40代サラリーマンです。
企業型DC(企業型確定拠出年金)を含めた純金融資産の評価額は1億円超の「億り人」です!
投資や家計節約、ふるさと納税、使ってみて良かった商品などの記事を書いています!
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