【VTI 海外ETF】2022年1月更新 配当金情報まとめ【インデックス投資】


今回は、VTI(海外ETF)から配当金をいただきましたのでご紹介します。
VTIのまとめ記事についてはこちらをご覧ください。
Contents
いただいたとき
2022年1月7日にいただきました。
※「外国証券に関するご案内(権利配当等)兼支払通知書」の「お支払年月日」を記載しています。
いただいたもの:税込金額(外貨)から実質受取額までをご紹介
税込金額(外貨)
78.19US$です。
これはアメリカで課税される前の金額です。
アメリカでの課税後の差引金額
70.37US$です。(上記から税率10%が控除)
日本円換算は8,023円です。
ここからさらに日本の税金がかかります。(20.315%)
日本でも課税された後の実質受取額
56.09US$です。
日本円換算は6,394円です。
※上記はいずれも「外国証券に関するご案内(権利配当等)兼支払通知書ベース」です。
確定申告で二重課税の控除を受けられます
上記の通り、海外ETFや海外の株などからの配当収入を日本国内の居住者が得た場合は、現地 (海外) で課税され、さらには日本でも課税されます。これを二重課税と言います。
確定申告を行うことで、条件を満たす場合はこの二重課税分の控除を受けることができます。(外国税額控除)
詳しくは以下(↓)の記事をご覧ください。
海外ETFとインデックス投資について
海外ETFとは
ETFとは、「exchange traded fund」のことで、日本語では「上場投資信託」と言います。
ETFは、複数の株式などの有価証券を組み合わせてパッケージ化して1つの金融商品にしたもので、株式と同様に市場で売買ができます。
日本にもETFはありますが、その海外版なので「海外ETF」と言います。
インデックス投資について

インデックス投資とは
インデックス投資とは、「インデックス(市場の動きを示す指数)」と同じ値動きをすることを目指して運用する投資手法のことです。
インデックスの代表例は、日経平均やTOPIX、ダウ工業株平均といった株価指数です。
インデックス投資は、投資信託でしかできないと紹介しているものもありますが、それは違います。
ETFでもインデックス投資は可能です。
インデックス投資は、市場連動型の投資ですので「あるがまま」の投資手法です。コロナショックのような全世界の株価が急落する場面や、逆に景気の急回復で株価が急騰する場合においても、人の判断で株価を売買することはありません。すべてを受け入れるのです。
とにかく人の判断を介さずに、ルールを守って、定期的に買付を行ったり、バイ・アンド・ホールド(一度買ったら手放さない)としたりすることが大事です。
投資対象がインデックスであっても、人の判断でその投資対象の商品の売買を繰り返していては、インデックス投資のメリットが薄れてしまいます。
インデックス投資が注目される理由
なぜインデックス投資が注目されているかというと「他の手法ではインデックス投資にかなわない」と言われているからです。
統計的には、人の判断で積極的に売買を繰り返す投資手法(アクティブ型)よりも、市場の波に身を委ねるだけの、あるがままの投資手法(パッシブ型・インデックス投資)の方が良いパフォーマンスになる可能性が高いことが分かっています。
もちろん、アクティブ型の投資手法の中には、インデックス投資よりも優れた成績を収めているものもあります。あくまで全体の統計・傾向の話です。
海外ETFでインデックス投資をするメリット
海外ETFでインデックス投資をするメリットは以下の通りです。
- 同じ投資対象(インデックス)であれば、運営コスト(経費・信託報酬)は、海外ETFの方が投資信託よりも安いものが多い。
- 海外ETFは、株と同じように市場で取引できる。
- 海外ETFは、配当を受け取ることができる。(投資信託でも配当は生じますが、多くは再投資に回されるため実感がわかない)
投資信託(積立)でインデックス投資をするメリット
私はNISAにおいては投資信託(積立)でインデックス投資をしています。投資信託(積立)でインデックス投資をするメリットは以下の通りです。
- 日本の証券口座で取引ができる。(海外ETFは海外株式用の口座が必要。また、海外ETFは円・ドルの資金移動も必要)
- クレカ決済とすることでクレジットカードのポイントも貯まる。(以下の記事ご参照)
- 自動的に定期的・定額(例、毎月1万円)の買い付けができる。(海外ETFは株価単位での買付)
「インデックス投資」と「コツコツ投資」は相性バツグン
「インデックス投資」と「コツコツ投資」はとても相性がいいです。以下のような共通点があります。
- 一日中株価の値動きを気にしたり、頻繁に株の売買をしたりする必要がないので時間がなくてもできる
- 定期的に買い付けることで時間的分散になる
- 幅広い銘柄に分散投資する効果がある
こちら(⇓)でコツコツ投資の詳しいポイントをご紹介しています。
VTIとは
VTIは「Vanguard Total Stock Market ETF」のことです。
「VTI」は「Vanguard Total Stock Market ETF」を市場で取引するためのティッカーシンボル(取引コードのようなもの)です。
VTIの指標(インデックス)
VTIの指標(インデックス)は、CRSP USトータル・マーケット・インデックス(CRSP U.S. Total Market)です。
VTIの特徴
米国全体の投資可能な株式を対象としている

前述の、CRSP USトータル・マーケット・インデックス(CRSP U.S. Total Market)は、米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバーしています。
つまり、VTIは、実質的に、アメリカ国内の投資可能な株式をまるごと投資対象としています。これがVTIの特徴です。
アメリカには、S&P500種指数の対象となるような大型・優良企業もあれば、中小企業、ベンチャー企業などさまざまな企業があります。VTI一つで、それらの米国企業全体の成長の恩恵を享受することができます。
なお、その他にもアメリカの企業を対象とした海外ETFが数多くあります。私が保有している海外ETFのうちのいくつかとその特徴をご紹介します。
- VT・・・全世界(アメリカを含む)を対象
- VYM・・・アメリカの高配当企業を対象
- VOO・・・S&P500の企業を対象
- SPYD・・・S&P500のうち、高配当企業を対象
- XLRE・・・S&P500のうち、不動産セクターを対象
- RWR ・・・アメリカの不動産(REIT)を対象
圧倒的な経費率の低さ
経費率は0.03%と、破格の低さです。
100万円投資した場合の年間経費はたったの300円です。
VTIの年間配当(分配)回数
年4回です。
今回いただいたものは年4回分の1回ということになります。
VTIの利回り(Distribution Yield)
1.23%です。(2022年1月16日時点)
※etf.comのサイトへのリンクです。(「Distribution Yield」を参照)
VTIの値動き(チャート)
※ スマートフォンの場合は横向きが見やすいです。


ここからは、保有口数、購入価格、時価評価額、評価損益についてのご説明です。
保有口数
91口保有しています。
購入価格
1,276,219円で購入しました。
現時点(2022年1月16日時点)の時価評価額
時価評価額は2,426,046円です。
現時点(2022年1月16日時点)の評価損益(円)と評価損益率
評価損益(円)は+1,149,827円です。評価損益率は+90.10%です。
現時点の株価と経費率
※楽天証券のHPに移動します。
過去の履歴
2020年10月
2021年1月
2021年4月
- いただいたとき:2021年4月5日
- 配当金(外貨税込):61.12US$
- 配当金(アメリカでの課税後の差引金額):55.01US$(5,988円)
- 配当金(日本でも課税された後の実質受取額):43.85US$(4,772円)
- 利回り(Distribution Yield):1.38%
- 保有口数:91口
- 購入価格:1,276,219円
- 2021年4月4日時点の時価評価額:2,100,606円
- 2021年4月4日時点の評価損益(円)と評価損益率:+824,387円、+64.6%
2021年7月
- いただいたとき:2021年7月5日
- 配当金(外貨税込):61.45US$
- 配当金(アメリカでの課税後の差引金額):55.30US$(6,056円)
- 配当金(日本でも課税された後の実質受取額):44.09US$(4,827円)
- 保有口数:91口
- 購入価格:1,276,219円
2021年10月
配当金をいただいたとき:2021年10月5日
配当金(外貨税込):5.90US$6
配当金(アメリカでの課税後の差引金額):59.31US$(6,562円)
配当金(日本でも課税された後の実質受取額):47.28US$(5,230円)
利回り(Distribution Yield):1.28%(2021年10月8日時点)
保有口数:91口
購入価格:1,276,219円(2021年10月8日時点)
時価評価額:2,273,883円(2021年10月8日時点)
評価損益(円)と評価損益率:+997,664円、+78.17%(2021年10月8日時点)
その他保有銘柄・ポートフォリオ・資産運用状況
その他保有銘柄・ポートフォリオ・資産運用状況についてはこちらをご覧ください。
その他保有銘柄・ポートフォリオ・資産運用状況についてはこちら

最新の海外ETFの配当受け取りについてはこちらをご覧ください。
さすがアメリカといった感じです。
グーグル、アップル、アマゾン、フェイスブックのあとも、テスラ、zoomなど、アメリカからは続々と新しい企業が生まれています。
今後もアメリカの持続的な成長に当然期待できます。
利回りは低いですが、キャピタルゲイン(株価上昇による利益)が大きいので満足しています。
引き続きバイアンドホールド(一度買ったら手放さない)していきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
あわせて読みたい