今回は、複利効果を実感したタイミングについてご説明したいと思います。
複利効果とは
複利効果は、元本に対して発生する利息や利益を再投資し、将来の利益を増やすことで、お金が成長する仕組みです。これを単純に言うと、「利益からもうけた利益を再び使って利益を生み出す」というプロセスです。複利効果は投資において非常に重要な概念であり、時間とともにお金を成長させる力を持っています。
このプロセスが続けば、毎年の利益が利息を得るための元本にも影響を与え、成長率が増加します。このような成長の仕組みが複利効果です。
複利効果をより分かりやすくするために「雪だるま」で説明します。
始めの雪玉 (元本)
初めに雪だるまを作る際、小さな雪玉を丸めて始めます。これを「元本」と考えましょう。
初めの元本は少ないかもしれませんが、これから成長していくための基盤となります。
新たな雪が加わる (利息や利益)
雪だるまを作る途中で、新たな雪がどんどん追加されていきます。これを「利息や利益」に例えてみましょう。
投資においては、元本に利益が加わることでお金が成長します。同様に、雪だるまにも新たな雪が加わることで、だんだん大きくなっていきます。
大きくなる雪だるま (複利効果)
最初の雪玉が大きくなり、その上に新たな雪が積もると、雪だるまは次第に大きくなっていきます。
ここでの「大きくなる雪だるま」が、複利効果を示しています。初めの元本に利益が加わり、その利益もまた元本に影響を与えて成長が加速するのが複利効果の特徴です。
成長を続ける (長期投資)
雪だるまは時間が経つにつれて大きくなり続けます。
投資も同様で、長期間にわたって投資を続けることで、複利効果がより顕著に現れ、お金の成長が増加します。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
複利効果を実感したのはいつ?
人によって違うのかもしれませんが、私の場合は複利効果を実感したのは1回だけではありません。
投資を始めてからいくつかのステージで複利効果を体感しています。
そのステージごとにご紹介します。
ステージ1.配当金や分配金で新たな金融商品を買うことができたとき
配当金や分配金で新たな金融商品を買うことができたとき、初めて複利効果を実感しました。
長期間にわたって投資を続けることで、元本に加えて得られる配当や分配金が、新たな投資機会を生み出す源になったのです。
最初はわずかな金額の配当や分配金でしたが、時間が経つにつれてその額は増加し、新たな投資先への資金を供給するほどまでになりました。
初めて配当金や分配金だけで買えたものは5万円か6万円の株式でした。それまで給与をつぎ込んで金融商品を購入していたので、初めて配当金や分配金だけで金融商品を買えたときには複利の効果を実感しました。
ステージ2.株主優待のおかげでより多くの額を投資に充当できるようになったとき
基本的に私の場合は投資で得た配当や分配金はすべて再投資に回してしまいます。
したがって、投資を続けたことで家計負担が楽になったり、豊かな生活を送れるようになったと感じたりすることはありません。
ところが株主優待は違います。
株主優待は基本的に現物支給ですので再投資に回すことはできません。
日々の生活に直結する株主優待の特典をフル活用することで生活費を抑えることができます。
具体的には、株主優待で提供されるクオカードやカタログギフト、外食の利用券などを利用することで日常の支出を減らし、その分浮いたお金をを新たな投資に充てることができます。
そうすることで、例えば、これまでは月に1万円積み立てていたのを11,000円にすることができるのです。
これがさらに再投資の雪だるまを大きくすることにつながります。
株主優待も「塵も積もれば山となる」です。500円、1,000円のクオカードだって、10枚、20枚になれば大きな金額になります。コツコツと増やすことで資産増加のスピードを加速させることができます。
ステージ3.資産全体がグングン増えたとき
最後のステージは資産がグングン増えたときです。
長期的な投資と複利効果の相乗効果が最も顕著に現れるときでもあります。
元々の資産も成長し、それに伴って得られる利益や収益が次第に加速的に増加していく過程を体験することで、複利効果の力強さと魅力を実感しました。
この段階では、最初の配当や分配金、株主優待を活用した投資資金の増加が、徐々に元本を超える成果を生み出していきます。
その結果、投資先の資産全体が複利の「雪だるま」のように成長し、増加していく様子を目の当たりにすることができます。
下の図は実際の私の資産の推移表です。
3年経たない間に資産は3000万円以上増えています。
なお、給料や賞与などから定期的あるいはスポット的に継ぎ足しての投資も継続していますので、金融資産だけを循環させて増やしているというわけではありません。
今では企業型DC(企業型確定拠出年金)を含めた純金融資産の評価額は1億円超を超えています。
私も「億り人」の仲間入りです!
いかがでしたでしょうか。皆様のお役に立てる情報がありましたでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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