今回は、副業・投資家サラリーマンは倹約家サラリーマンでもあるほうが良いというテーマでお話したいと思います。
私の投資成績について知りたい方は以下の記事をご覧ください。
副業・投資家サラリーマンを続けてあらためて分かったこと
副業サラリーマンとして投資を続けてきてあらためて分かったことがあります。
投資にはリスクがあるので成果を完全にコントロールできない
投資にはリスクがあります。
一夜にして資産を大きく増やせるかもしれませんが、逆に大きく減らしてしまうかもしれません。
増えるとしてもいつ増えるのか分かりません。明日かもしれませんし、1年後、2年後かもしれません。
いくつかの確立した投資手法は成功する確率を高めますが、必ず成功するという保証はありません。
よって、投資には、資産を大きく増やせるチャンスがありますが、その反面、資産を減らしてしまうかもしれないというリスクもあるため、成果を完全にコントロールすることはできません。
その反対に、時間を切り売りするパートやアルバイトのような副業ではこのようなことはありません。あなたが働いた時間に応じて約束された報酬を得ることができます。
例えば、時給1,000円のアルバイトで2時間働いたら2,000円もらえるといった具合です。
よほどのことをしない限り、パートやアルバイトのような副業においては、リターンがマイナスになる(お金を払わなければならない)リスクはありません。
なお、「必ず大儲けできる」という投資話は詐欺です。リスクがないのに確実に高リターンを得ることが確実な金融商品はありません。
「ハイリスク・ハイリターン」、「ローリスク・ローリターン」の原則に反しています。そのような儲け話には注意しましょう。
投資は資産規模が大事
投資は資産規模がものを言います。
例えば、1万円を元手に1万円増やすためには、資産運用結果が100%になる投資をしなければなりません。
世の中簡単に資産を倍増できる方法はありませんので、短期間で資産を増やす投資手法は反対に資産を大きく減らすリスクが伴います。
反対に、もし元手が100万円なら、1万円増やすためには、資産運用結果が1%になる投資をすればいいだけです。
比較的安全な投資手法でリターンを狙えます。
よって、副業・投資家サラリーマンとして一定の成功を収めるには、資産規模を拡大させる必要があります。
なお、副業・投資家サラリーマンが投資の元手となる資産を拡大させるには大きく2つの方法があります。
・投資資産自体の運用・配当による拡大
・サラリー(給料)を投資資産に注ぎ込むことによる拡大
このダブルエンジンで資産形成を狙えるのが副業・投資家サラリーマンのメリットの一つでもあります。
自分でコントロールできるのは支出
資産と収入と支出に関しては次の式が成り立ちます。
資産=収入ー支出
つまり、資産を増やすためには、収入を増やすか、支出を抑えるか、またはその両方です。
投資という副業はリスクを伴うため、リターン(収入)をコントロールすることはできないことについては申し上げました。
一方、支出についてはある程度のコントロールが可能です。
支出を抑えて1万円分を浮かせることは、投資で1万円のリターンを得るのと同等の効果があります。支出を抑える方法には次のようなものがあります。
・節約する
・見直す
・我慢する
投資で1万円稼ぐよりも支出を抑えて1万円捻出するほうがよっぽど簡単です。
なぜ副業・投資家サラリーマンは倹約家サラリーマンでもあるほうが良いのか?
これまで以下のことをご説明しました。
・投資にはリスクがあるので成果を完全にコントロールできない
・投資は資産規模が大事
・自分でコントロールできるのは支出
これらのことから、副業としての投資を成功させるためには、支出をコントロールすることも重要であるということが言えます。
支出の節約で浮いたお金を投資資金としてつぎ込めば資産増加のペースを上げることができます。
反対に、資産運用のプラスの成果を上回る浪費をしてしまった場合は、トータルではマイナスです。これではいつになっても資産が増えないどころか家計が赤字続きになってしまいます。
したがって、投資で運用成果を高めるともに、支出をできるだけ抑えることが、副業としての投資の成功の確率を高くすると言えます。
ですので、副業・投資家サラリーマンは倹約家サラリーマンでもあるほうが良いのです。
多くの投資家の方は、私と同じように、投資の難しさ、および支出のコントロールのしやすさと重要性を実感しています。よって、副業サラリーマン投資家の多くは倹約家でもあるのだと思います。
倹約・節約の方法
所有をしない
できるだけものを所有しないことがもっとも効果的な倹約の方法です。
例えば、人生のうちの最大の買い物と言われるマイホームですが、家は買って終わりではありません。以下のようなコストが発生します。
・設備の修理、メンテナンス
・税金
・火災保険料
・資産価値の減少
・買い替え資金の積立
万一自宅が災害に遭い、火災保険や地震保険でも補償されない場合は、一生に渡ってのしかかる大きな負債が発生してしまいます。
「賃貸なら家賃を払っても自分のものにならないからムダ」というご意見もあります。
しかしながら、賃貸住宅の家賃を払うのは別に所有を目的としているわけではありません。「元祖サブスクリプション」とも言える賃貸住宅には次のようなメリットがあります。
・設備の修理、メンテナンスは家主負担
・賃貸不動産にかかる税金の支払いは発生しない
・火災保険も最低限で済む
・資産を持たないので資産価値の減少はない
・買い替え資金の積立も不要
・住み替えが簡単
一方で、賃貸においては、一生家賃を支払わなければならないのはデメリットです。
この解決として、投資資産からの配当や分配金を家賃に充当するという方法があります。
例えば、3000万円の金融資産があり、ここから毎年4%ずつ配当を受け取れるとします。
そうすると毎年120万円が手に入ることになります。(3000万円×4%)(※実際には配当には税金がかかりますのでこの通りではありません)
つまり、毎月でいうと10万円分が受け取れますのでこれを家賃に充当すればよいのです。
3000万円の金融資産を取り崩さない限り、かつ毎年4%相当の配当が確実に見込める場合は、120万円を一生涯受け取ることができます。
私が影響を受けた次の本でも「マイホームは資産ではなく負債である」として、自宅を所有しないこと勧めています。
ぜひチェックしていただきたいです。
例として最初にマイホームを挙げましたが、他のものも同じです。
一度便利なものや素敵なものに手を伸ばしてしまうと、それが手放せなくなってしまいます。
消耗したり、新しいモデルが出たりするたびに、ずっと買い続けなければならなくなってしまいます。
今やサブスクリプションは世の中の流れですので、「ものを所有する」から「ものを利用する」、「ものをシェアする」という考えにシフトしてみると倹約・節約のきっかけになると思います。
マイカーのシェアリングサービスはこちらです。
また、マイカーリース契約とすることでも所有に関する煩わしさから開放されます。
見せびらかしの消費はしない
高級車や高級腕時計、ブランドバッグなど、自分がリッチであることを見せびらかすような消費はしないことです。
かといって、みすぼらしい格好もよくありません。
また、初めてのデートや合コン、採用面接など、相手への印象付けが大事なときは、さりげなく高級腕時計の存在をアピールすることが有効なことがあります。
そのようなときにも、必要なときにだけ必要な高級腕時計をレンタルできるサービスがあります。いわば仮衣装です。
実際に所有(≒買う)するよりかははるかに安いですので、ぜひチェックしてみてください。
新しいサービスのアンテナを張る
新しいサービスを見つけられるよう、アンテナを張りましょう。
世の中次から次へと節約・倹約になる新しい製品やサービスが生まれています。
スマートフォンのおかげで音楽プレーヤーやデジタルカメラを買わないで済むようになったのはその一例です。
「その製品やサービスは今あるものをなくすことができるか」、「その製品やサービスは今の支払いよりをさらに安くできるか」といった観点から常に新しいサービスへのアンテナを張ることが重要です。
例えば、最新のサブスクリプションやレンタルサービスには次のようなものがあります。
スーツ
百貨店初のファッションサブスク【AnotherADdress】
おもちゃ
電動歯ブラシ
女性向けファッションレンタル
株主優待を活用する
株主優待も倹約・節約に役立てましょう。
株式を公開している日本の企業の中には株主優待制度を実施しているところがあります。
株主優待とは、株式を発行する企業が、自社の株を保有する株主に対して、自社商品やサービスなどの「優待品」を贈る制度です。
「株価自体の値上がり」と「配当収入」の2つの収入が期待できる普通の株式投資のメリットに加え、「株主優待の受け取り」の3つ目のメリットがあることになります。
「一粒で三つおいしい」のが株主優待です。
例えば、カタログギフトを実施している株主優待からお米を注文すれば食費を節約できます。
また、株主優待として人気のクオカードなら、コンビニなどでお金と同じようにいろいろなものを買うことができます。
さらには、換金性の高い株主優待券であれば、チケットショップやフリマサイトなどを通じて現金化することもできます。
副業として投資をされるならぜひ倹約・節約の方法としてもチェックをしていただきたいのが株主優待です。
ふるさと納税を活用する
ふるさと納税、使っていますか?
ふるさと納税とは「自己負担2,000円で各地の特産品がもらえる」制度です。
一定の所得のある方は、その所得の中からお住いの自治体へ税金を納めています。
その税金の一部を他の自治体への寄附することで、寄附を受けた自治体からお礼の特産品(返礼品)がもらえるという仕組みです。
ふるさと納税には正しく使えば必ず得をする制度です。
他の自治体への寄附という現金の支出がありますが、その寄付金額は、一定の範囲内であればお住いの自治体に納めるはずだった税金から差し引かれます。(ただし自己負担2,000円はかかります)
自己負担2,000円で地域の特産品がゲットできるのがふるさと納税ですので、これを活用しないのはとてももったいないです。
以下の記事をぜひご参考ください。
いかがでしたでしょうか。参考になる情報がございましたでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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