黒田総裁の発言をきっかけに資産価値が急落してしまいました。
急落のきっかけは?
2022年12月20日、日銀が金融緩和策を修正し長期金利の変動幅を拡大しました。日銀の黒田総裁は、利上げではないとコメントしたものの、市場では事実上、金融引き締めにあたるという受け止めが広がりました。
利上げに伴い、以下を主要因として、資産の評価額が大きく減ってしまいました。
- 海外との金利格差が縮まるとの予想により円安から円高へ
- 金利上昇によって企業や個人消費へのマイナスの影響があるとの思惑からの株安
円高と株安のダブルパンチをくらってしまいました。
いくら分散投資をしていてもこのようなときは被弾してしまいます。
どのくらい減ったの?
だいたい一瞬で200万円ほど減ってしまいました。
こちらが私がメインで取引している証券会社の推移表です。
およそ4,470万円ほどあったのが一気に4,300万円ほどに減ってしまいました。その差は約170万円です。
他の証券会社とも取引していて、全体で6,000万円ほどの資産があるので、全体ではざっくり200万円の損失でした。
長期インデックス投資家の試練?
こちらは約2年間の私の資産推移です。
ご覧の通り、資産の上昇と下落というデコボコを繰り返しながら、全体的にはゆるやかに資産額は増えているといった感じです。
振り返るとこの2年間は長いようで短く、その期間で様々な出来事があり、それが資産評価に影響を及ぼしています。
代表的な出来事は以下の通りです。
- 新型コロナウイルスの拡大、ロックダウンによる景気後退
- ファイザー社のワクチン開発によりコロナの出口が見えたことへの期待
- ロシアによるウクライナ侵攻
- アメリカの利上げに伴う金利格差の拡大
一言で「投資」といってもその手法は様々です。私の場合、短期的な売買を繰り返す投資はしません。
私の基本的な投資手法は、一度買った金融商品は手放さず、かつ定期的にコツコツと金融資産を買い足し続けるという投資手法です。
この投資手法は「インデックス投資」のカテゴリーに含められると言えます。
インデックス投資は、市場に身をゆだねる「あるがまま」の投資手法ですので、基本的には資産価値の急落時でさえも金融資産を売却することはありません。
人の判断や感情で売買を繰り返すことは、市場に身をゆだねる投資手法よりも、成功する確率が低いという統計があるからです。
(もちろん、人の判断で売買を繰り返すことで成功している方はたくさんいらっしゃいます)
したがって、資産価値の急落時は、長期的にインデックス投資をしている私のような投資家にとっては、我慢のしどころ、試練と言えます。
災い転じて福となす?
いつもクラッシュイベントばかりだったらとっくに投資はやめています。
まだまだ私の投資経験は未熟ですが、クラッシュイベントにはいつか終わりがきます。その後は、それまでのうっ憤を晴らすかのように資産価値が急上昇することもあります。
また、株価が値下がりしているときは、ほしい株が安く買えるバーゲンセール状態とも言えます。
したがって、株価の値下がりや円高は、金融資産を買い付けるチャンスとも言えます。いつかそれらが値上がりしたり、再度円安になったときには評価額が大きく上がることが期待できます。
クラッシュイベントはいつか終わることや、株価値下がりがチャンスでもあるということを経験的に理解しているので、毎度のクラッシュイベントを我慢し、時には味方にして、投資を続けることができています。
いかがでしたでしょうか。皆様のお役に立てる情報がありましたでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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